-見た目お若いですが、すでに創業13年目なんですね。
そうですね。この事務所を構えてからは4年目です。 ダイヤモンドコートに加盟したのは2012年の10月からですね、 すでに2012年中に2軒施工させていただきました。 職人少人数制のため、タイミングによっては2-3か月待って頂く事もありますが、待ってでもお願いしたいと言っていただけるので有り難いです。しっかりお客様に納得していただけるまでご説明させていただいている成果かもしれません。
-3か月も!どんな説明をされているのでしょうか?
例えばですが…クギひとつにこだわるという事ですね。外壁サイディング材も金具工法ならいいですけれど、釘止めの場合は塗装で埋めてしまうと、塗装表面が割れやすいんです。 釘の周りを弾性のパテで埋めて、割れにくくしたり、コーキング材の色や弾性にこだわったり、塗装だけでなく、繋ぎ目となる部分は特に気をつけています。
また、こういう内容を、口で説明するだけでは不十分なので、塗り板を作って、お持ちして実際にグニグニ曲げていただいたり、目でしっかり確認いただくようにする事もあります。
-工法によって塗り方も気を使う必要があるんですね。
若い時は、塗装職人としてだけではなく、大工・基礎・配管なども手掛けましたので、内部構造が、塗装にどう影響してくるかというのもわかるようになり、その経験が役立っています。
我々がもっとしっかり勉強して、お客様それぞれの住宅にあった適切な塗り方というものを提案していかなければならない責任があると思うんです。
もちろん私の性格もあると思いますが。自分の仕事に関連する事は、全て知りたくなってしまうんですよ(笑)
-建築知識の必要性を感じるのはどんな時でしょうか?
例えば、現在の外壁サイディングは通気工法なので、問題ないのですが、
2000年4月の品確法で規制されるまでは、サイディングの直貼り工法で施工されているお宅もあり、
その工法では、ちょうどサイディング自体が浮いてくる時期なんです。
また、特にアスベストを使わないようになった時期は、質の悪い建材が増えて…例えば屋根とかに多いのですが、層間で剥離(はくり)するような建材が多いんです。
その場合は上から、軽量の金属サイディング材を貼るなどしないと、せっかくダイヤモンドコートを塗っても意味がないんですよ。
意味のない工事をしてもお客様にメリットがないので、こういった場合はまず、カバー工法で施工する必要性をご説明して、どうしてもご納得いただけない場合はうちではお断りする場合もあります。
-断ってしまうんですか?!
もちろん、しっかり説明して、ご納得いただける事が大半ですよ(笑)
ただ、自分の提案力不足で、どうしてもご納得いただけない場合は、お客様にとって無意味な工事をするわけにはいかないですから。
-日本ペイントのダイヤモンドコートについて、実際に施工してみていかがですか?
ブリックシステムの高級感なんて本当にすばらしいですよ。 仕上がりが美しく、さらにUVカットクリヤーコーティングでこの高級感を維持する。非常に理にかなっているなと思います。
また、他社メーカー製のコーキング材(充填剤)との相性まで考えて、この色にはこの会社のこのコーキングが合うとか具体的な情報を教えてくれる、そういう現場視点なところも素晴らしいです。塗料メーカーでそんな会社ないですよ!
それに、大きなハウスメーカーのOEMをやらないところもカッコいいですね。
光触媒に積極的でない理由も、塗膜も壊してしまうからだって聞いたとき凄いなと思いました。
企業なので営利目的なのは当然としても、しっかりとした考えを持っていますよね。リスクをしっかり説明していれば通常クレームにならないんですが、その為にはデメリット情報も出してもらえないと、予め説明ができないんです。
日本ペイントは他の塗料メーカーよりも細かく、 ポジティブな情報だけでなくネガティブな情報まで正直に出していただけるので、企業としての姿勢に信頼感があります。年間を通して何度も塗料を改善していますし、そういう姿勢が表れていますよね。 弊社もダイヤモンドコートがいいものだからこそ、やたらと売りすぎてはいけないと思っています。 今後もメリットデメリットをしっかり説明して、必要とする方にだけ施工して、このダイヤモンドコートを長く良いサービスとして、皆様にご提供できるよう頑張っていきたいと思っています。
-塗装のみならず、影響する分野をとことん追求しないと気が済まないという、シャインの古住社長。凝り性ながら、金額含めたお客様満足のバランスを一番重視するという合理性が伺えました。
お客様の住宅に最適な塗装プランをしっかり調査し、 メリット・デメリット含め、具体的にわかりやすくご提案させていただきます! |
有限会社シャイン |
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